2013-05-23

アイドルと浅田真央

今回は昨今のアイドルブームを分析していこうと思う。今アイドル界の最前線を突っ走って追随を許さないのが『ＡＫＢ48』だ。『ＡＫＢ48』は本当にすごいと思う。今の時代でCDを100万枚以上売る方法を確率できたことがすごい。会えるアイドルという今までにない戦略を突っ走ったのもすごい。AKB商法を批判する人も多いが、実際に経済的な観点からも、CD業界に対してもAKBの貢献度はすごいだろう。AKBの商法に近いのが、キャバクラなどの水商売だ。ホストとという言葉を使ったほうがイメージがつきやすい人も多いと思うが、自分のお気に入りの人間が店でNO．1になるために多額のお金をつぎ込む人、その心理を上手くアイドルに当てはめたのがAKBだ。アイドルに水商売の方法を取り入れるなんて普通の人はまず思いつかないだろう。CDを買ったファンは握手をして会話をすることで、この子を応援したいという気持ちを膨らませ、大量のCDを買って総選挙で応援する。AKBはアイドル界では異質であり、それはゲーム業界に例えるならパズドラ的な存在である。利益還元率に特化した商品であり、質という面で言えば他にも良いものは沢山あるが、AKB、パズドラでしか味わえない快感というものが存在する。実際に総選挙はすごい。自分の票で自分の好きな子が有名になれるなんて、他ではなかなか味わえないほどの快感が得られる。しかし、一方で飽きたときの喪失感も大きいのがこのAKBとパズドラだ。要は目に見えないものにお金を払っているので、後から振り返ると手元に何も残らないのだ。まあ短期的な楽しさ、喜びといえるかもしれない。

次に『ももいろクローバZ』について考えたい。ももいろクローバーZの魅力はなんと言ってもあの一生懸命さだと思う。いい意味で素人くさいのだ。中高生のときに、同級生の素人バンドでも熱気溢れる盛り上がりをみせた経験をしたことがある人は多いはず。ももいろクローバZのメンバーとの距離が近いので、ライブでの盛り上がり、騒ぎは熱い。楽曲もカラオケや忘年会で盛り上がれる曲が多く、馬鹿騒ぎできるのだ。パフォーマンスとしては一目で他のアイドルとの違いがわかり、差別化が必要なアイドル界におういて確固たるポジションを築いたことは疑いようがない。

そしてハロプロ、特に『モーニング娘。』。こちらは共感がメインとなっているだろう。オーディションの光景からファンに見せることにより、一人の少女の成長を見ることができるのだ。これぞまさしく今回のタイトルでもある浅田真央とモーニング娘。の共通点だ。ハロプロはパフォーマンスを向上させることに重きを置いているので、ひとりの少女の成長を見守ることができるのだ。浅田真央の演技が始まった瞬間に大勢の人がミスをせずに演技が終わり、浅田真央の笑顔が見たいと思うように、ライブに行き、モーニング娘。のメンバーの成長を見ることが何よりも楽しいと思う。

それぞれのアイドルにはそれぞれの良さがある。どれが悪くてどれが良いなんてことは完全に個人の趣向であり、正しいとか悪いという評価は誰にもつけられないだろう。しかし、このアイドル界で一番たちが悪いのが、在宅、いわゆる一円も払わず家で無料のものを漁っているだけなのに、自分の気に入らないものをとことん貶そうとするアンチだろう。個人的な見解としては、批判ができるのはお金を払った人間だけであると思う。映画をつまらないと批判できるのは実際にお金を払って見に行った人だけだ。評判やキャストだけを確認して見てもいない映画を批判する人は本当にたちが悪い。そうしたことがアイドル界の中でも多い。

芸能界は誰しもが努力をしている場所だ。文句を言う相手は自分がお金を払った相手にだけ。AKBに文句を言うならAKBのCDを買ったりライブに行った人だけ。モーニング娘。を批判するなら同じようにモーニング娘。にお金を払った人だけだろう。そこを間違えないで欲しい。

2013-05-23

いま大人気の海外ドラマ！！　ホワイトカラー

ドラマ

『２４』や『プリズンブレイク』など、多くの海外ドラマが日本でヒットしてきたが、今注目を集めているのが『ホワイトカラー』だ。このドラマは2012年夏、本国のケーブルテレビで放送された同時間帯のTVシリーズの中で、18－49歳の層において第1位の視聴者数を獲得している。また、シーズン4の終了を待たずにシーズン5の制作が決定したことや、一般の視聴者投票で選ばれる「ピープルズ・チョイス・アワード」に3年連続でノミネートされたことなども、本作の圧倒的人気の表れだろう。

内容も素晴らしい出来だった。イケメン天才詐欺師の二ール（マット）と、堅実なFBI捜査官のピーター（ティム・ディケイ）という異色コンビが、知的犯罪に挑む姿を描いた本作は登場人物がどれも魅力的であることに加えてそのストーリーが素晴らしい。ここまでストーリーとキャラクターの魅力を最大限まで高めた作品はそうはないだろう。

一話ごとに一つの事件を解決するのに加えて、シーズンごとに大きな事件も背後で少しづつ進んでいく。一度見始めると続きが気になってしょうがなくなる。

そしてついに、待望のシーズン4が5月25日から放送される。日本ではDVD販売よりも前の放送となり、その人気度が伺える。

放送局のAXNミステリーでは、『ホワイトカラー』シーズン4は、5月25日（土）スタート！　毎週土曜20:00から放送される。

FOX TVシリーズ『ホワイトカラー知的犯罪ファイル』 - YouTube

2013-05-08

モーニング娘。の快進撃がとまらない!!!!

エンタメ

アイドル戦国時代と言われ大量のアイドルグループで溢れかえっている中、今“AKB”や“ももいろクローバーZ”にも負けないほどの勢いと人気度を勝ち取っているのが“モーニング娘。”だ。

モーニング娘。なんて過去のアイドルグループじゃん、という意見は既に遅れている。今のモーニング娘。はかつての人気絶頂期とはまた違う魅力を持って頭角を現してきたのだ。それがパフォーマンス。

モーニング娘。『Help me!!』 (MV) - YouTube
モーニング娘。『ブレインストーミング』 (ルーズショット Ver.) - YouTube

踊りや歌も今はやりの可愛い路線から少し外れたものになっている。今のモーニング娘。には他のアイドルグループにはない独自の魅力が確かに備わっている。

再生回数やコメント数を見てもモーニング娘。の認知度や人気が上がっていることは疑いようもない。オリコンでも連続１位を獲得するなど、確実に今年ブレークすること間違いなしだ。

現在１２期のオーディションも行われている。もしかしたらAKBの爆発力に迫る可能性もあるだろう。

今目が離せない存在のアイドルグループだ。

美人は三日で飽きるという言葉があるように、アイドルグループも必ずファンの飽きが到来する。しかし、モーニング娘。には確かな歌唱力とダンスの力量があることからも、むしろアーティストよりのじわじわとした売れ方をしていくのかもしれない。

2013-04-27

シブリの未来

アニメ

スタジオジブリといえば日本を代表するアニメスタジオだ。ジブリと聞けば誰もがひとつかふたつアニメを挙がられるほど認知度は高い。興行収入300億を越えた『千と千尋の神隠し』など、アニメ界だけでなく映画界の中でも確固たる地位を築いている。

その原動力となっているのがなんと言っても“宮崎駿”の存在だ。原案からキャラクターデザイン、脚本、原画、動画などなど、様々な分野をこなす“宮崎駿”の存在はなくてはならないものだ。しかし、その宮崎駿も72歳となった。既に定年退職をしてもいい年齢だ。

高齢という障害に勝てる人間は存在しない。宮崎駿自身もドキュメンタリーの中で以前ほどの熱意や創作意欲を抱くことが難しくなったと語っている。実際2008年の『崖の上のポニョ』以降はしばらくの間長編アニメーションを発表してこなかった。

その間に出たのが『借りぐらしのアリエッティ』と『コクリコ坂から』だ。それぞれ監督を米林宏昌と宮崎吾朗がこなしている。結果はそれなりに残したが、やはり宮崎駿には到底及ばなかった。何よりもこのふたつの作品は胸に訴えてくるものが何ひとつないのだ。『風の谷のナウシカ』や『もののけ姫』は見終わったあとに考えさせられた内容だったし、他の宮崎駿監督作品も見終わったあとに心が動いた。

それは恋愛っていいなだったり、空を飛びたいだったり、そういう他愛もないことでも胸に響いてくるものがあったのだ。

けれど宮崎駿が監督をしていない作品では、ただ絵がハイクオリティで動いているだけだった。内容なんてあってないようなもので、絵が綺麗だなとか、音楽がいいなとかそういうことは思っても、“ああ、いい内容だった”という感想は出てこなかった。

映画に何よりも大切な“テーマ”が見えてこないのだ。

特に宮崎吾郎は悪い。個人的に好きになれない。スタジオジブリは大好きなので、創作ドキュメンタリーのDVDや雑誌などに目を通すのだが、そもそもこの宮崎吾郎のアニメに対する姿勢はなっていない。取材の中で宮崎吾郎は「宮崎駿に教えを請うことはない」と言ったのだ。この言葉を見た瞬間にがっかりした。先人に教えを請うことは恥ずかしいことでも悪いことでもない。むしろ必要なことだ。なんのために宮崎吾郎はアニメをつくっているのか。それはきっと良いアニメをつくるためだ。大勢の人に感動を与える、そんなアニメをつくるために宮崎吾郎はアニメを製作している。なら、日本を代表するアニメ監督の宮崎駿から色々なことを吸入しなければいけない。そこにはプライドもくそも関係ない。良いアニメをつくるためにできることはなんでもする。それこそが監督にとって必要なことであるはずだ。「宮崎駿は宮崎駿で僕は僕です」なんて甘ったれたことを言って、今までスタジオジブリ、宮崎駿が築いてきたノウハウや心構え、技術を教わらずに自分の好き勝手やっている人間に魅力的なアニメが製作できるわけがない。またドキュメンタリーの中で「スタジオジブリ以外でアニメ監督をするつもりはない」と断言した。あほかと。完全な親の七光り。アニメ監督になりたい。どんなに劣悪な環境でもいいから自分のうちに蓄えていることをアニメを通してみんなに伝えたいと熱い思いを持っているアニメ監督が沢山いるなかで、宮崎吾郎の甘ったれた発言には呆れるしかない。

結局今年2013年には宮崎駿監督の新作が公開されることになった。

今のスタジオジブリは宮崎駿がいなければ何もできないただの技術だけを持ったアニメ制作会社だ。

今年は4月10日より文春ジブリ文庫も刊行されている。宮崎駿の作品を食いつぶしているだけだ。やはり宮崎駿が一度言った通り「ジブリは一度解体するべき」という言葉は正しかった。