entertainmentbox's diary

映画、アニメ、漫画などのエンタメ情報を発信しています

なぜスマイレージは売れなかったのか

スマイレージというアイドルグループをご存じだろうか。日本一スカートの短いアイドルグループというキャッチコピーを手に2009年にハロープロエッグのメンバーによって結成されたアイドルグループだ。翌年の2010年にはメジャーデビューし、数多くのメディアにも取り上げられ、露出も多かった。スカートが短すぎるといった批判や、可愛らしいメンバーばかりだという称賛などいい意味でも悪い意味でも話題になったグループだ。けれど、残念なことに売れなかった。

その原因について考えてみると、要は時代が悪かったように思える。スマイレージのメンバー自体はアイドルグループとしてのポテンシャルがかなり高かった。

 


スマイレージ 『有頂天LOVE』 (Dance Ver.2) - YouTube

 

初期メンバーは容姿も声もキャラクターもスタイルもよかった。まさに王道アイドルのど真ん中を突き進める力があった。けれど、当時はすでにアイドルブームも下火になっていた。アイドルオタは食いついても、一般人にとってアイドルという存在は当時はそれほど魅力のあるものではなかった。

しかし今現在2013年は再びAKBの力によってアイドルブームが巻き起こっている。AKBを批判するアイドルオタもいるが、AKBがいなかったら今のアイドルブームはまずなかった。批判はされるがAKBが作り出したシステムによって再びアイドル界に一般の人の目が向くようになったのだ。

2010年のスマイレージにはAKBのようなアイドルブームを起こすほどの力はなかった。そういった意味でも上り調子だったAKBやそれを追いかけるももクロの陰に隠れる存在になってしまった。もし仮にいま、2013年に初期スマイレージがデビューしていたら……もしかしたらAKBによって広がったアイドルオタクたちを取り込めた可能性もあるかもしれない。

少人数のグループでこれだけのクオリティーを誇るアイドルグループは今後出てきそうにないだけに、非常に残念でならない。